彗星のごとくダーツ界に現れ、瞬く間にトッププレイヤーの仲間入りを果たした松吉輝宗選手。その強さの秘密を解き明かす鍵は、緻密に計算されたダーツのセッティングにあります。
多くのファンが彼の使用するバレルやフライト、そして独特な投げ方との関連性に注目しています。この記事では、松吉輝宗選手のセッティングを徹底的に深掘りします。
バレルの詳細なスペックから、身長やダーツ歴、4スタンス理論まで踏み込んだスタンスの考察、さらにはレイジーという愛称の謎や本名、何歳なのかといったプロフィール、そして本人が発信するインスタの情報まで、あらゆる角度から彼の現在の最適解に迫ります。
記事のポイント
- 松吉輝宗選手の最新セッティングの全容がわかる
- バレルのスペックと本人解説のこだわりを理解できる
- 独特なフォームとセッティングの関連性がわかる
- 4スタンス理論など上達へのヒントが得られる
松吉輝宗選手のセッティングの全体像と各パーツ解説
- 「レイジー」の愛称で知られる松吉輝宗選手とはどんな選手?
- 【2025年最新】愛用バレルTRiNiDAD PRO「LAZY」のスペック
- フライトは一体型へ!CONDOR AXEのモデルと長さ
- バレルの重心を活かすティップ(チップ)へのこだわり
- TRiNiDADとの契約で生まれた新セッティングのコンセプト
- 最新情報は本人のインスタをチェック!セッティングのヒント
「レイジー」の愛称で知られる松吉輝宗選手とはどんな選手?
松吉輝宗(まつよし てるむね)選手は、2023年のソフトダーツプロフェッショナルツアー「JAPAN」で突如として頭角を現し、一躍トップ選手の仲間入りを果たした注目のプロダーツプレイヤーです。そのニックネームは「レイジー」。元々はゲーム実況者として人気を博していた経歴も持っています。
ダーツの実力はさることながら、180cmという高身長と端正なルックス、そしてファンを魅了する人懐っこい笑顔で、瞬く間に絶大な人気を獲得しました。彼のプロフィールを以下にまとめます。
名前 | 松吉 輝宗 選手(まつよし てるむね) |
---|---|
ニックネーム | レイジー(LAZY) |
年齢 | 30歳(2025年7月現在) |
身長 | 180cm |
利き腕 | 右 |
出身地 | 大阪府 |
所属 | SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN |
スポンサー | TRiNiDAD, S-DARTS, CONDOR, とり料理の店 とり手羽 |
2025年シーズンではSTAGE5新潟で優勝、STAGE4新潟で準優勝するなど、その実力を遺憾なく発揮しており、今後のさらなる活躍が期待されています。
【2025年最新】愛用バレルTRiNiDAD PRO「LAZY」のスペック
松吉輝宗選手が現在愛用しているバレルは、彼自身のファーストモデルであるTRiNiDAD PRO「LAZY」です。このバレルは、世界の舞台で戦うことを見据えて開発された、まさに究極の武器と言えます。
特筆すべきは、そのスペックと設計思想にあります。一見するとシンプルなストレートバレルですが、細部にまで本人のこだわりが詰め込まれています。
モデル | 素材 | 全長 | 最大径 | 重量 | 重心 |
---|---|---|---|---|---|
2BA(ソフト) | 90%Tungsten | 52.0mm | 6.5mm | 22.0g | センター |
STEEL(ハード) | 90%Tungsten | 52.0mm | 6.5mm | 23.0g | セミフロント |
「LAZY」の核心ポイント
松吉選手本人の解説によると、このバレルの最大の特徴は「指に吸い付くような感覚と、驚くほどスムーズな抜けの良さ」にあります。見た目の印象よりも滑らかな感触ですが、実際に投げると全く滑る感覚がなく、しっとりと手に馴染むとされています。
これは、複数の幅で構成されたリングカットと、絶妙な重量バランスによるものです。
特に22gという重さは、力を入れて押し出すのではなく、バレルの重さを利用して「フュン」と軽く腕を振るだけで、ダーツが鋭く飛んでいく感覚を生み出します。まさに、松吉選手のような脱力した美しいフォームに最適な設計と言えるでしょう。
フライトは一体型へ!CONDOR AXEのモデルと長さ
松吉選手がバレル「LAZY」と組み合わせて使用しているフライトは、CONDOR AXE(コンドルアックス)です。シャフトとフライトが一体型になったこのモデルは、高い耐久性と安定した飛行姿勢で多くのプロプレイヤーから支持されています。
彼が主に使用しているのは、形状が「スモール」で、長さが「Lサイズ(33.5mm)」のモデルです。スモール形状は空気抵抗が少なく、直線的な鋭い飛びを実現しやすい特徴があります。
CONDOR AXE L4zyAloneモデル
松吉選手のシグネチャーモデル「L4zyAlone」も発売されています。カラーはブラックとクリアブラックの2種類。本人のYouTubeチャンネルでは、新作のXLサイズ(37.5mm)を試したことにも触れており、「スーって飛んでいく感じで気持ちよく飛ばせる」と評価しています。
試合ではLサイズを使用しているようですが、セッティングの選択肢として常に最適なものを探求している様子がうかがえます。
CONDOR AXEはバネのような弾力性と桁違いの耐久性を誇り、グルーピング時にフライトが弾かれにくいというメリットもあります。バレルの性能を最大限に引き出すための、重要なパートナーと言えるでしょう。
バレルの重心を活かすティップ(チップ)へのこだわり
セッティングにおいて、意外と見過ごされがちなパーツがティップ(チップ)です。しかし、松吉選手はここにも明確なこだわりを持っています。
ソフトダーツでは、「CONDORティップ アルティメイト」という、比較的長めのティップを使用していると公言しています。ティップの長さや硬さは、ダーツ全体のバランスやボードへの刺さり方に影響を与えるため、非常に重要な要素です。
彼のこだわりがより顕著に表れているのが、スティールダーツにおけるポイントの選択です。
バレル「LAZY」は、まずスティールモデルから開発が進められました。その際、純正のポイントでは「短い」と感じたそうです。本人はYouTubeで「可能であればリポイントして、ポイントを45mmや46mmあたりに長くして欲しい」と語っており、長くすることでバレルの性能がより引き出され、「しっくり来る」と推奨しています。
これは、ダーツ全体のバランスをミリ単位で調整し、理想の飛びを追求するトッププロならではの視点です。
TRiNiDADとの契約で生まれた新セッティングのコンセプト
松吉選手は2025年2月にTRiNiDADと新たにプレイヤー契約を結び、それに伴い自身の理想を詰め込んだファーストモデル「LAZY」が開発されました。このセッティングの根底にあるコンセプトは、「ソフトとスティールで世界の舞台を見据えるための究極の武器」です。
開発当初、バレルは重心がやや後ろにあり、飛びにくさを感じたと言います。しかし、そこから重心をわずかに前へずらす微調整を繰り返した結果、「めちゃくちゃ綺麗に飛んでくれる」理想のバレルが完成しました。
トラディショナルなストレート形状でありながら、指に確かな感触を残しつつも驚くほどスムーズに抜けていく複合リングカット。そして、ダーツにしっかりと重みを伝える22gという重量設定。これら全ての要素が、彼のしなやかなスローを理想に近づけるために計算し尽くされています。この度の契約を機に、彼のポテンシャルを極限まで引き出すためのセッティングが誕生したのです。
最新情報は本人のインスタをチェック!セッティングのヒント
松吉選手のセッティングや活動に関する最新情報を得るには、本人のSNSをフォローするのが最も確実です。特にInstagram(インスタ)では、試合の結果やイベント出演情報、そして時にはプライベートな一面も発信されています。
セッティングは常に進化するものです。試合の状況やコンディションによって、フライトのサイズやティップの種類を微調整することもあります。彼の投稿をチェックすることで、セッティング変更のヒントや、ダーツに対する考え方に触れることができるかもしれません。
イベント出演のオファーもDMで
松吉選手はイベント出演にも意欲的で、出演のオファーはTwitter(現X)やInstagramのDMで受け付けているとのことです。ファンにとっては、直接対戦したり話を聞いたりできる貴重な機会となるでしょう。今後のイベント情報も、ぜひSNSでチェックしてみてください。
フォームから紐解く松吉輝宗選手のセッティングの神髄
- 唯一無二の独特な投げ方を支えるセッティングの秘密
- 繊細なグリップの謎に迫る!バレルとの相性と指の配置
- 高い身長を活かした安定感抜群のスタンスを分析
- 彼のタイプは?4スタンス理論からフォームを考察
- ダーツ歴が証明する松吉輝宗選手のセッティングの現在の結論
唯一無二の独特な投げ方を支えるセッティングの秘密
松吉選手の強さの源泉は、セッティングだけでなく、それを操る唯一無二の投げ方にあります。彼のフォームは、「脱力」というキーワードで表現されることが多く、無駄な力が一切入っていない、しなやかで流れるようなスローが特徴です。
この投げ方を完璧にサポートしているのが、前述の通り、愛用バレル「LAZY」です。このバレルは、カットの強さでダーツを押し出すタイプではありません。
バレルの持つ「重さ」を最大限に利用し、振り子のようになめらかに腕を振ることで、ダーツが自然とターゲットに向かって飛んでいくように設計されています。
力を抜けば抜くほど、バレルの性能が引き出されて鋭く飛んでいく。つまり、彼のセッティングと投げ方は、どちらか一方が主役なのではなく、相互に作用し合うことで初めて最高のパフォーマンスを生み出す、切っても切れない関係にあるのです。
繊細なグリップの謎に迫る!バレルとの相性と指の配置
松吉選手は、ダーツを指先で繊細にグリップするスタイルです。このグリップとバレル「LAZY」との相性も、彼のパフォーマンスを支える重要な要素となっています。
「LAZY」のカットは比較的弱く、触っただけでは滑りそうに感じる人もいるかもしれません。しかし、この絶妙なカットこそが、リリース時に余計な引っ掛かりを生じさせず、スムーズな手離れを可能にしています。
指先でダーツの挙動を敏感に感じ取りながら、コントロールしたいプレイヤーにとって、理想的なグリップ感と言えるでしょう。
持ち方を変えられるハイブリッド設計
「LAZY」は、プレイヤーがグリップ位置を柔軟に変えられるよう設計されています。
- 中央のカットが詰まった部分を持つ:まっすぐ直線的に飛ばしたい時におすすめ。
- 後方のテーパー部分を持つ:20ダブルなど、ダーツを「ヒュッ」と飛ばしたい(少しアーチをかけたい)時におすすめ。
このように、狙う場所によってグリップ位置を微調整することで、ダーツの飛び方を直感的にコントロールできるのも、このバレルの大きな魅力です。
高い身長を活かした安定感抜群のスタンスを分析
松吉選手の身長は180cmと、日本人ダーツプレイヤーの中では比較的大柄な部類に入ります。この恵まれた体格が、彼の安定したスタンスとフォームの基盤となっています。
一般的に、身長が高いプレイヤーは以下のような利点があります。
- 高いリリースポイント:より高い位置からダーツを放てるため、ターゲットに対して直線的な軌道を描きやすい。
- 角度の付けやすさ:腕の長さを活かし、他のプレイヤーが密集しているターゲットに対しても、異なる角度からアプローチしやすい。
彼のスタンスは、この身長を最大限に活かすためのものと考えられます。どっしりと安定した下半身から、長い腕をしなやかに使ってダーツを放つ一連の動作は、彼のフィジカル的な優位性と技術が融合した結果と言えるでしょう。
彼のタイプは?4スタンス理論からフォームを考察
近年、多くのアスリートが取り入れている「4スタンス理論」。これは、人間が生まれつき持つ身体の特性を4つのタイプ(A1, A2, B1, B2)に分類し、それぞれに合った最も自然で効率的な体の使い方を見つけるための理論です。
4スタンス理論のよくある誤解
4スタンス理論でよく誤解されるのが、重心タイプの解釈です。例えばA1タイプは「つま先・内側」とされますが、これはつま先に体重をかけるという意味ではありません。
あくまで自然に立った時に、身体がバランスを取る中心点がそのエリアにある、ということです。自分でタイプを判断するのは非常に難しく、専門家の診断を受けることが推奨されます。
松吉選手本人がどのタイプであるかは公表されていません。しかし、彼の無駄がなく、流れるように美しいフォームを見る限り、無意識のうちに自身の身体タイプに合った、最も効率的な体の使い方を実践している可能性は非常に高いと考えられます。
もし自分のフォームに迷いがあるのなら、4スタンス理論を学んでみるのも、上達への新たな扉を開くきっかけになるかもしれません。
ダーツ歴が証明する松吉輝宗選手のセッティングの現在の結論
松吉選手のダーツ歴は、合計すると5年から6年程度だと語られています。しかし、これは「やっては、やめて」を繰り返してきた期間を合計したものであり、本格的にプロを目指してからの成長スピードは驚異的です。
ブランクを経て本格的に再開してから、短期間でトップレベルに到達した背景には、過去の経験の蓄積と、ダーツに対する深い探求心があります。現在のセッティングは、決して一朝一夕で見つかったものではありません。
彼のダーツ歴の中で、数えきれないほどの試行錯誤を繰り返し、自身のフォームや感覚と対話しながら辿り着いた、まさに「現在の結論」であり「最適解」なのです。
TRiNiDAD「LAZY」を核としたこのシステムは、彼のこれまでの経験の全てが注ぎ込まれた集大成と言えるでしょう。もちろん、彼の探求が終わることはなく、このセッティングも未来へのさらなる進化の過程の一つなのかもしれません。
松吉輝宗選手のセッティングを徹底解剖!記事まとめ
- 松吉輝宗選手は2023年に頭角を現した人気プロダーツ選手
- 愛称はレイジーで本名は松吉輝宗(まつき てるむね)
- 身長は180cmで恵まれた体格を活かしたフォームが特徴
- 最新の愛用バレルはTRiNiDAD PRO「LAZY」
- バレル重量は22gで全長52mmのストレートタイプ
- LAZYは重さを利用して脱力して投げるのに最適
- カットは弱めだが吸い付くような抜けの良さを実現
- フライトはCONDOR AXEのスモールLサイズを使用
- ティップは長めのコンドルティップ アルティメイトを愛用
- スティールではポイントを長めにカスタムすることを推奨
- セッティングは投げ方やフォームと深く連携したシステム
- グリップ位置を変えて飛びを調整できる設計になっている
- 4スタンス理論に合った自然な体の使い方を実践している可能性
- 最新情報は本人のインスタグラムでチェックするのがおすすめ
- 現在のセッティングは彼のダーツ歴における一つの結論である