
「ダーツができるところを探しているけど、具体的にどんな場所があるんだろう?」「近くのダーツができる場所で、投げ放題が安いところはないかな?」そんな漠然とした疑問や期待をお持ちではありませんか。
ダーツを本格的に始めてみたいと思っても、ダーツの1プレイがいくらなのか、施設の選び方が分からず、最初の一歩を踏み出せない方も多いはずです。この記事では、ダーツ初心者の方が抱えるあらゆる不安を解消し、安心してダーツデビューを飾れるよう、ネカフェのような手軽な施設からダーツバーといった本格的なお店まで、様々な選択肢を網羅的に紹介します。
さらに、マイダーツを持っていなくても楽しめるのか、基本的なダーツのルールから、上級者も実践している暗黙のルール、さらには高校生が利用できる場所や、業界最大手である快活CLUBのダーツ料金についても、掘り下げて詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたの目的やライフスタイルにぴったりのダーツスポットが必ず見つかるはずです。
記事のポイント
- ダーツができる場所の種類とそれぞれの特徴
- 料金システムや安く遊ぶための具体的な方法
- 初心者が知っておくべきルールやマナー
- 自分に合ったお店を見つけるための探し方
目次
初心者向けにダーツができるところを全解説

- 代表的な施設とダーツバー・アミューズメント
- 料金相場と投げ放題プランの探し方
- 【店舗タイプ別】ネカフェで遊ぶメリット
- 料金が安いダーツスポットを見つけるコツ
- 快活CLUBのダーツ料金とサービス
代表的な施設とダーツバー・アミューズメント

ダーツをプレイできる場所は、実は非常に多岐にわたります。それぞれの施設で雰囲気や料金体系、集まる人々の層が大きく異なるため、その日の目的や自分のレベルに合った場所を選ぶことが、ダーツを長く楽しむための重要な鍵となります。
まずは、どのような選択肢があるのかを全体的に把握し、それぞれのメリット・デメリットを理解することから始めましょう。
主な施設としては、インターネットカフェ(ネカフェ)、ダーツバー、そしてラウンドワンなどのアミューズメント施設が三大選択肢として挙げられます。しかし、その他にもボウリング場やビリヤード場、近年ではカラオケ店の個室にダーツマシンが設置されているケースも増えており、選択肢はますます多様化しています。
ここでは、各施設が持つ独自の特徴をより詳細に比較し、どのような方に、どの施設がおすすめなのかを分かりやすく整理します。
各施設の特徴を徹底比較
| 施設タイプ | 料金体系 | 雰囲気・環境 | 主な客層 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| ネットカフェ | 時間料金制(投げ放題) | 静かでプライベート感が強い | 一人客、練習目的の経験者 | 一人で黙々と集中して練習したい人、コストを最優先する人 |
| ダーツバー | 1ゲーム毎の課金+飲食代 | 社交的でお酒や会話を楽しむ | ダーツ好きの社会人、カップル | 実践的な対人戦を楽しみたい人、ダーツ仲間を作りたい人 |
| アミューズメント施設 | 時間料金制(投げ放題) | 賑やかで開放的 | 学生グループ、家族連れ | ダーツ以外の遊びも一緒に楽しみたいグループ |
| カラオケ店など | 部屋料金+オプション料金 | 完全な個室空間 | 友人グループ、カップル | 周りの目を気にせず仲間内だけで盛り上がりたい人 |
ダーツバーの魅力と注意点
ダーツバーは、お酒や食事を片手にダーツを楽しめる、まさに「大人の社交場」です。ダーツに精通したスタッフが常駐している店舗が多く、投げ方の基本的なコツを教えてもらえたり、他のお客さんと自然に対戦が始まったりと、コミュニケーションが生まれやすいのが最大の魅力です。
ダーツ仲間を増やしたい、実践的な対人戦の経験を積んで腕を試したいという方には、これ以上ない最適な環境と言えるでしょう。店舗によっては、プロ選手がスタッフとして在籍していることもあり、運が良ければトップレベルのプレイを間近で見られるかもしれません。
ダーツバー初心者が知っておくべきこと
ダーツバーは魅力的な場所ですが、注意点もあります。料金は1ゲーム100円からの従量課金制が基本で、ワンドリンクオーダーが必須の場合も多いため、練習目的で長時間滞在すると料金がかさみがちです。
また、店舗によっては常連客のコミュニティが色濃く形成されており、初めて訪れる際は独特の雰囲気に圧倒されるかもしれません。まずは比較的オープンな雰囲気の店舗から試してみるのが良いでしょう。
アミューズメント施設の利点
ラウンドワンに代表される大型アミューズメント施設は、ダーツだけでなくボウリング、カラオケ、各種ビデオゲームなど、様々なアクティビティが一箇所に集約されているのが最大の利点です。料金体系も時間制の投げ放題プランがほとんどで、ドリンクバーも付いていることが多く、コストパフォーマンスに非常に優れています。
一方で、ダーツ専門の施設ではないため、客層はダーツを深く追求するというよりは、大勢で楽しむ遊びの一つとして選ぶライト層や学生グループが中心です。
そのため、静かな環境で集中して練習したいストイックなプレイヤーにとっては、周りの賑やかさが少々気になる可能性があります。また、ダーツボードのセグメント(ダーツが刺さる部分)の消耗が激しい場合がある点も、念頭に置いておくと良いでしょう。
料金相場と投げ放題プランの探し方

ダーツをプレイする際の料金体系は、主に「1ゲームごとの課金制」と「時間料金制(投げ放題)」の2種類に大別されます。どちらの料金体系が自分にとって最適かを見極めることが、賢くダーツを楽しむための第一歩です。
1ゲームごとの料金相場
ダーツバーやゲームセンターの一部で採用されている1ゲームごとの課金制は、全国的に「1プレイ100円」がデファクトスタンダードとなっています。
これは、ダーツマシンに100円硬貨を投入する昔ながらのスタイルが今も続いているためです。友人との待ち合わせまでの暇つぶしや、二次会で数ゲームだけ楽しむといった、短時間・低頻度の利用に向いています。
しかし、この方式は練習には全く向きません。本気で上達を目指すなら、1日に数百投、数千投と投げ込む必要があります。例えば、一般的なゲーム「01(ゼロワン)」を1時間に10ゲームプレイしただけで1,000円。これでは経済的な負担が大きく、継続的な練習は困難です。練習場所を選ぶ際は、この課金形態のお店は避けるのが賢明でしょう。
投げ放題プランの料金目安と探し方
ネットカフェやアミューズメント施設で主流となっているのが、時間料金制の投げ放題プランです。練習量を確保し、着実なスキルアップを目指すなら、投げ放題プランは絶対条件と言っても過言ではありません。
投げ放題プランの料金目安(全国平均)
料金は地域や店舗、曜日によって変動しますが、おおよその目安は以下の通りです。特に長時間利用するほど、1時間あたりの単価が安くなる傾向にあります。
- 1時間あたり: 400円~600円程度
- 3時間パック: 1,000円~1,500円程度(最も人気のプラン)
- フリータイム(平日): 1,500円~2,500円程度
お得な投げ放題プランを探すには、各店舗の公式サイトで料金表を事前に確認するのが最も確実です。
Google検索で「地名 + ダーツ 投げ放題 安い」といったキーワードで検索すると、地域の競合店の料金を比較検討できます。特に学生の方は「学割」が適用される店舗も多いため、学生証を忘れずに持参しましょう。
【店舗タイプ別】ネカフェで遊ぶメリット

数あるダーツスポットの中でも、特に初心者の一人練習や、コストを最優先に考える方に最もおすすめなのがネットカフェです。その理由は、料金の安さだけでなく、ダーツの上達に不可欠な「集中できる環境」が整っているからです。
ダーツに本気で取り組んでいる上級者の多くが、日々の地道な練習場所としてネットカフェを選んでいます。その具体的なメリットを深く掘り下げて見ていきましょう。
圧倒的なコストパフォーマンス
前述の通り、ネットカフェ最大の魅力は料金の安さにあります。多くの店舗が時間制の投げ放題を採用しており、フリードリンクはもちろん、店舗によってはソフトクリームまで食べ放題のサービスが付随します。
数時間みっちり練習しても1,000円台で済むことが多く、お財布の中身を気にすることなく練習に没頭できるのは、計り知れないメリットです。
一人練習に没入できる環境
ネットカフェのダーツエリアは、一人で訪れている利用者が大半を占めます。ダーツバーのように他のお客さんから対戦を申し込まれたり、グループ客の盛り上がりで集中力を削がれたりすることがほとんどありません。
これは、新しいフォームやグリップを試すといった、他人の目を気にせず試行錯誤したい初心者にとって、心理的に非常に安全な環境です。自分のペースで、苦手なナンバーを納得がいくまで繰り返し練習できるのは、上達への最短ルートと言えるでしょう。
周りを気にせず、黙々と自分の世界に入って練習できるのがネットカフェの本当に良いところです。ダーツが上手い人ほど、こういった一人で集中する時間を何よりも大切にしています。恥ずかしがる必要は全くありませんよ。
ネカフェ利用の注意点
もちろん、ネットカフェにも弱点はあります。それは、基本的にスタッフがダーツの専門家ではないため、マシンの詳細な操作方法やゲームの細かいルールについて、その場で的確なアドバイスを期待するのが難しい点です。
ただ、最近のダーツマシンは非常にユーザーフレンドリーに設計されており、タッチパネルで直感的に操作できます。また、各ゲームのルール説明も画面内で確認できる機能が備わっています。
万が一不明な点があっても、スマートフォンで検索すればほとんどのことは解決できますので、初心者の方でも大きな障壁にはならないでしょう。
料金が安いダーツスポットを見つけるコツ

ダーツは続ければ続けるほど上達が実感でき、奥深さにはまっていきます。しかし、趣味として長く継続するためには、楽しみながらもコストを賢く管理することが重要です。ここでは、少しでも料金を安く抑えてダーツを満喫するための、より具体的で実践的なコツを紹介します。
1. ネットカフェのパック料金を最大限活用する
最も基本的かつ効果的な節約術が、ネットカフェのパック料金を戦略的に利用することです。例えば、ある店の通常料金が「最初の30分300円、以降10分ごとに100円」で、「3時間パック1200円」があったとします。
この場合、1時間半(90分)以上滞在するなら、間違いなく3時間パックを選んだ方がお得になります。自分の平均的な練習時間に合わせて、最もコストパフォーマンスの良いプランを選択する癖をつけましょう。
2. 平日の昼間や深夜帯を狙う
多くの店舗では、客足が遠のく平日の昼間(オープンから18時頃まで)や深夜帯(22時以降など)に、通常よりも大幅に安い料金プランを提供しています。これはビジネス上の戦略であり、利用者はこれを賢く活用すべきです。
特に平日に休みが取れる方や、夜型の生活スタイルの方は、これらの「オフピーク」時間を狙って訪れることで、週末の半額近い料金で利用できることもあります。
3. 公式アプリやクーポンサイトをチェックする
快活CLUBをはじめとする大手チェーン店では、ほぼ必ず公式のスマートフォンアプリを提供しています。これらのアプリでは、インストールするだけで使える割引クーポンや、来店ごとにポイントが貯まるスタンプカード機能など、様々な特典が用意されています。
お店に行く前には、必ずアプリを立ち上げて利用可能なクーポンがないか確認する習慣をつけましょう。年間で見れば、かなりの金額を節約できるはずです。
コミュニティの力を活用する
Twitter(X)などのSNSで「#ダーツ好きと繋がりたい」「#ダーツ女子」といったハッシュタグを検索すると、同じ趣味を持つ多くの人が見つかります。そうしたコミュニティに参加し、「投げ友」を見つけるのも一つの良い方法です。仲間と一緒に練習の約束をすることで、モチベーションを維持しやすくなるだけでなく、よりお得なグループプランを利用できる可能性も広がります。
快活CLUBのダーツ料金とサービス

全国に500店舗以上を展開する複合カフェ「快活CLUB」は、その圧倒的な店舗数とサービスの質から、ダーツ初心者にとって最も安心して利用できる施設の一つです。充実した設備と、誰にでも分かりやすい明朗な料金体系で、ダーツの楽しさを存分に味わうことができます。
ここでは、快活CLUBのダーツに関する特筆すべきサービスと料金システムを、初めて利用する方にも分かりやすく具体的に解説します。
快活CLUBのダーツは「席料のみ」で投げ放題
快活CLUBの最大の魅力は、なんといってもダーツをプレイするための追加料金が一切かからないという明快なシステムです。
受付でブース席の利用料金(席料)を支払えば、あとは滞在時間中、ダーツコーナーのマシンが全て投げ放題になります。このシンプルさは、料金体系の複雑さに不安を感じがちな初心者にとって、非常に大きな安心材料となります。
初心者から上級者まで満足させる充実の無料サービス
快活CLUBでは、ダーツプレイ料金だけでなく、利用者の満足度を高める様々なサービスが基本の席料に含まれています。
- ドリンクバー&ソフトクリーム: 数十種類のドリンクが飲み放題なのはもちろん、濃厚なソフトクリームも食べ放題。練習の合間の糖分補給に最適です。
- ダーツ備品無料貸出: マイダーツを持っていなくても、ハウスダーツ(店舗備え付けのダーツ)を無料で借りることができます。手ぶらで訪れてもすぐにプレイを開始できます。
- Wi-Fi・電源完備: 無料Wi-Fiが完備されているため、スマートフォンでスコア管理アプリを使ったり、プロ選手のフォーム動画を参考にしたりと、練習の質を高めることができます。
また、特筆すべきは日本プロダーツ協会(JDA)の公認アンバサダーを起用するなど、ダーツへの取り組みが本格的である点です。プレイエリアは全店禁煙(別途喫煙室あり)で、照明もダーツボードが見やすいように調整されているため、クリーンで快適な環境でプレイに集中できます。
国内主要ダーツマシンを網羅
快活CLUBには、主に以下の国内主要ダーツマシンが設置されています。店舗によって導入機種は異なりますが、いずれも現在のトーナメントシーンなどで使用されている主流マシンです。
- DARTSLIVE3: 最新鋭の機能を搭載したフラッグシップモデル。
- DARTSLIVE2: 長年にわたり愛されてきたスタンダードモデル。
- VSPHOENIX X: もう一つの主要メーカーのハイエンドモデル。
公式サイトの店舗検索ページでは、どの店舗にどの機種が何台設置されているかまで詳細に確認できるため、お目当ての機種がある場合は事前にチェックしておきましょう。
(参照:快活CLUB公式サイト 店舗検索)
知っておきたいダーツができるところのマナー

- 【初心者向け】マイダーツは必要?
- 知っておきたいダーツの暗黙のルール
- 高校生でもダーツはできる?年齢制限
- 一人ダーツにおすすめの環境とお店選び
- 自分に合ったお店を探せるアプリ活用法
【初心者向け】マイダーツは必要?

ダーツを始めようと考えたとき、多くの人が最初に直面するのが「マイダーツは買うべきか?」という問題です。結論から言うと、初めてダーツを体験する、あるいは数回遊んでみるという段階では、必ずしもマイダーツは必要ありません。
今回紹介しているネットカフェやダーツバー、アミューズメント施設には、「ハウスダーツ」と呼ばれる店舗備え付けのダーツが必ず用意されています。そのほとんどは無料で、一部のダーツバーなどで有料(100円程度)の場合があるくらいです。
まずはこのハウスダーツを使い、ダーツがボードに刺さる感覚や、点数を計算するゲームの楽しさを存分に体験してみるのが良いでしょう。
それでもマイダーツを持つべき理由
一方で、「ダーツを趣味にしたい」「本気で上達したい」と少しでも感じたのであれば、できるだけ早い段階でマイダーツを持つことを強くおすすめします。
その最大の理由は、毎回寸分違わぬ同じ重さ、同じ重心、同じ形状のダーツで練習することが、安定したフォームを体に覚え込ませるための絶対条件だからです。毎回違うハウスダーツを使っていては、上達のスピードは著しく遅くなってしまいます。
マイダーツがもたらす3つの大きなメリット
- 上達のスピードが飛躍的に向上する: 道具が常に一定であるため、自分の投げ方の良い点・悪い点だけに集中して練習できます。
- モチベーションが格段に高まる: 自分だけの道具を持つことで愛着が湧き、練習への意欲が自然と高まります。パーツをカスタマイズするのも大きな楽しみの一つです。
- 道具への理解が深まる: ティップ(矢の先端)やフライト(羽根)といった消耗品を自分で交換するうちに、ダーツの構造やメンテナンス方法を自然と覚えることができます。
マイダーツは、安いものであれば初心者向けセットが3,000円程度から購入可能です。ダーツの魅力に気づいたら、ぜひダーツ専門ショップやオンラインストアで、自分だけの一本を探してみてください。
知っておきたいダーツの暗黙のルール

ダーツには、公式なルールブックには明記されていないものの、プレイヤー同士がお互いに敬意を払い、気持ちよくゲームを楽しむために長年培われてきた「暗黙のルール」やマナーが存在します。
これらを知らないと、悪気はなくても意図せず相手に不快な思いをさせてしまったり、場の雰囲気を壊してしまったりする可能性があります。特にダーツバーなど、他のプレイヤーとの物理的・心理的な距離が近い場所では、細やかな配慮が求められます。
ここでは、紳士のスポーツであるダーツを楽しむ上で、最低限覚えておきたい基本的なマナーをいくつか紹介します。
ダーツの基本的なマナーとエチケット
- 相手が投げている時は完全に静止する: 相手がスローラインに立ち、投げる動作に入ったら、会話を中断し、視界に入らないように少し離れた場所で静かに待ちましょう。特に相手の背後で動いたり、横切ったりする行為は、集中を妨げる最大のタブーです。
- 適切な距離感を保つ: 相手が投げ終わってスコアが確定するまでは、スローラインの後ろで待機するのが基本です。相手がボードからダーツを抜く前にスローラインに立つのは、プレッシャーを与える行為と見なされます。
- 他人のダーツに無断で触れない: 道具はプレイヤーにとって非常にデリケートで神聖なものです。たとえ床に落ちたダーツであっても、持ち主の許可なく勝手に拾ったり触ったりしないようにしましょう。
- 感情をコントロールする: 自分のプレイがうまくいかなくても、大声を出したり、ダーツマシンを叩いたり、舌打ちをしたりする行為は絶対にやめましょう。常に冷静沈着に、スポーツマンシップに則った振る舞いを心がけることが大切です。
- 良いプレイを称える: 相手が素晴らしいプレイをした際は、「ナイス!」と一言声をかけたり、軽く拍手をしたりして称えましょう。こうしたポジティブなコミュニケーションが、場の雰囲気をより良くします。
これらのマナーは、突き詰めれば「相手の立場に立って考える」という単純な思いやりに集約されます。難しいことは何もありませんので、常に相手へのリスペクトを忘れず、自然に振る舞えるように心がけましょう。
高校生でもダーツはできる?年齢制限

「高校生だけど、ダーツをやってみたい」「友達とダーツで盛り上がりたい」と考える方も多いでしょう。結論から述べると、高校生が日中にダーツをプレイすること自体は、全く問題ありません。ただし、利用する施設の種類や時間帯によっては、法律や各都道府県の条例による厳格な年齢制限が適用されるため、そのルールを正しく理解しておくことが非常に重要です。
風営法と青少年育成条例
ダーツが設置されているゲームセンターやダーツバーなどは、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」の適用を受けるゲームセンターとして扱われることがあります。また、それとは別に各都道府県が定める「青少年健全育成条例」によって、18歳未満の年少者が深夜に立ち入ることを制限しています。
この条例は、青少年の健全な育成を阻害する行為を防止し、その福祉を図ることを目的としており、保護者はもちろん、事業者にも遵守する義務が課せられています。
例えば、東京都の青少年健全育成条例では、深夜(午後11時から翌日午前4時まで)に青少年を外出させないよう保護者に努力義務を課すと同時に、事業者に対しても同時間帯の立ち入りを制限しています。
一般的な立ち入り時間の制限(自治体により異なる)
条例の具体的な内容は自治体によって異なりますが、一般的には以下のように定められていることが多く、違反した事業者には罰則が科される場合があります。
- 16歳未満: 保護者同伴でない場合、午後6時以降の立ち入りを制限
- 18歳未満: 午後10時以降の立ち入りを制限
また、ダーツバーなど、主としてお酒を提供する店舗では、そもそも年齢確認の上で18歳未満(または20歳未満)の入店を全面的に断っている場合がほとんどです。
高校生におすすめのダーツスポット
これらの法律や条例を遵守するという観点から、高校生が友人同士で気兼ねなくダーツを楽しめるのは、日中のネットカフェやラウンドワンなどのアミューズメント施設ということになります。
これらの施設は条例を正しく理解し、遵守した上で運営を行っているため、日中の時間帯であれば学生証を提示することで問題なく利用できます。友達同士で訪れる際は、念のためその店舗のルールを公式サイトで確認しておくか、電話で問い合わせておくと、より安心して楽しむことができるでしょう。
一人ダーツにおすすめの環境とお店選び

ダーツの技術を本格的に向上させたいと考えたとき、避けては通れないのが「一人で集中して練習する時間」です。しかし、特にダーツを始めたばかりの頃は、「一人で投げに行くのは周りの目が気になって恥ずかしいかもしれない」と、漠然とした不安を感じてしまう方も少なくありません。
ですが、その心配は全く不要です。断言しますが、ダーツに真剣に取り組んでいる人ほど、一人で黙々と練習に来ています。周りの上級者たちは、あなたが一人で練習していても奇異な目で見ることは決してありません。なぜなら、彼ら自身も自分の課題を克服することに集中しており、他人のことを気にする余裕などないからです。
一人練習に最適なのは、やはりネットカフェ
一人ダーツに最も適した場所は、これまでも述べてきた通り、やはりネットカフェです。その理由を、心理的な側面も含めて深く掘り下げてみましょう。
- 周りの目を気にせず試行錯誤できる: 利用客のほとんどが一人で自分の目的に集中しているため、孤独感を感じることがありません。新しいフォームや変わったグリップを試すなど、他人の評価を気にせず自分の世界に没入できます。
- 自分のペースを完全に守れる: ダーツバーのように対戦を申し込まれたり、グループ客の盛り上がりで集中を中断されたりすることがありません。「今日はブル(的の中心)を100回入れるまで帰らない」といった個人的な目標に、誰にも邪魔されず取り組めます。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 投げ放題なので、「あと100円しかない」といった費用面のプレッシャーを感じることなく、心ゆくまで練習に没頭できます。
初めての一人ダーツは、お店のドアを開けるまでが一番緊張するかもしれません。でも、一度その快適さと集中できる環境を体験すれば、きっと「もっと早く来ればよかった」と感じるはずです。上達への一番の近道ですよ。
特に女性の一人ダーツについて
残念ながら、特に女性プレイヤーからは「一人でダーツバーなどに行くと、男性にしつこく対戦を申し込まれて困る」といった声が聞かれることがあります。そうした心配がある女性の方にこそ、一人客が多く、過度なコミュニケーションが発生しにくいネットカフェは、安心して練習に打ち込める場所として特におすすめできます。
一人練習での注意点
一人で練習に集中していると、どうしても手荷物への注意が散漫になりがちです。特に貴重品が入ったバッグや上着などは、スローライン近くの、常に自分の視界に入る場所に置くように心がけましょう。置き引きなどの盗難リスクを避けるため、自己管理を徹底することが、安心して楽しむための最後の重要なポイントです。
自分に合ったお店を探せるアプリ活用法

自分にぴったりのダーツスポットを効率的に見つけ出すためには、ダーツマシンのメーカー自身が提供している、信頼性の高い公式の店舗検索サービスを活用するのが最も確実な方法です。
現在、日本のソフトダーツ市場は「DARTSLIVE」と「PHOENIXDARTS」という二大メーカーによって占められています。これらメーカーは、それぞれ自社のマシンが設置されている店舗を網羅した、非常に高機能な検索ウェブサイトやスマートフォンアプリを無料で提供しています。
DARTSLIVE「店舗検索」
株式会社ダーツライブが提供する「DARTSLIVE」シリーズは、国内で最も普及しているダーツマシンです。公式の店舗検索機能では、現在地周辺のお店をGPSで探せるだけでなく、以下のような詳細な条件で店舗を絞り込むことができ、非常に便利です。
- 設置マシン: 「DARTSLIVE3」「DARTSLIVE2」など機種を指定して検索可能。
- オプション: 「投げ放題あり」「24時間営業」「駐車場あり」などで絞り込める。
- 飲食・その他: 「お酒が飲める」「食事ができる」といった条件も指定可能。
これらの機能を駆使することで、「会社の近くで、投げ放題があって、最新のDARTSLIVE3が置いてあるお店」といった、自分のわがままな条件に合う店舗を瞬時に見つけ出すことができます。
(参照:DARTSLIVE公式サイト 店舗検索)
PHOENIXDARTS「設置店検索」
もう一方の雄である「PHOENIXDARTS」のマシンが設置されている店舗も、公式サイトから簡単に検索できます。こちらも同様に、エリアや詳細な条件を指定して、効率的にお店を探すことが可能です。DARTSLIVEとは異なる独自のオンライン対戦機能やゲームが魅力で、こちらも多くのファンを抱えています。
これらの公式サイトやアプリを活用すれば、普段の練習場所探しはもちろん、旅行先や出張先で急にダーツがしたくなった時でも、もう場所に困ることはありません。ダーツを趣味にするなら、ぜひブックマークしておくことを強くおすすめします。
まとめ|最適なダーツができるところを見つけよう

- ダーツができる場所はネットカフェ、ダーツバー、アミューズメント施設など多岐にわたる
- 初心者の練習には時間制で投げ放題のネットカフェが最もおすすめ
- ダーツバーは対人戦やプレイヤー同士の交流を楽しみたい中級者以上に向いている
- 料金体系は1ゲーム100円が相場の課金制と時間料金制の2種類が主流
- 練習量を確保し上達したいなら投げ放題プランがある施設を選ぶべき
- 料金を安く抑えるには平日のパック料金や深夜帯のオフピーク利用が効果的
- 快活CLUBは席料のみでダーツが投げ放題かつドリンクバーなどのサービスも充実している
- 初めてのプレイでは無理にマイダーツを購入する必要はない
- ほとんどの店舗に備え付けのハウスダーツがあり無料で利用できる
- 本格的な上達を目指すならできるだけ早く自分専用のマイダーツを持つのが理想
- 相手の集中を妨げないなどプレイヤー同士が気持ちよく楽しむための暗黙のルールがある
- 高校生も日中のネットカフェやアミューズメント施設なら問題なく利用可能
- 青少年健全育成条例により多くの地域で夜間の立ち入りは制限されているため注意が必要
- 一人ダーツは上達のために不可欠であり決して恥ずかしいことではない
- DARTSLIVEなどの公式アプリを使えば設置マシンや条件を指定して店舗を簡単に探せる